今年は29日で仕事納めだったので、30日に正月用の買い物に出かけました。
スーパーは5%オフ日だということもあり、かなりの買い物客で賑わっています。
入店してすでにカゴとカートが見当たりません。
大量買いする予定なので、カートとカゴは必需品、補充を待つしかありません。
ツワモノな客たちは、買い物を終えてカートとカゴを戻そうとしている人に忍び寄り笑顔でゲットしています。
ウロウロしながら待っていると、係員のおじさんがカートとカゴを持ってきましたが、目的地の置き場に付く前に客たちにどんどん奪われていきます。
とろい私もさすがにこれを逃してはヤバイと思い、駆け寄ってカートとカゴを確保、戦場のようにごった返している食品売り場へと突入して行きました。
中に入ると思った以上の惨状、子供は大声で泣き叫び、大人たちはお互いのカートでガードし合いながら、少なくなった野菜の争奪戦を繰り広げています。
私も必死になって大根、ゴボウ、人参、里芋、さつま芋、長ネギなどをカゴに入れ、争奪戦に参加します。
野菜の確保を終えると、次の標的は、この時期にしかお目にかかることができない「のしかまぼこ」へと移ります。
平たい四角型のかまぼこなのですが、我が家では毎年、これを10個ほど購入するのです。
かまぼこだけですでに、5000円ほどの出費ですが、この「のしかまぼこ」は年に一度、この時期しか販売されないので、後悔しないようたっぷりと買い込みます。
料理方法は至ってシンプル、お刺身のように斜めに切って、日本酒で煮るだけです。
たったこれだけですが、日を追うごとに味が染みて美味しくなるのです。
そして次は鮮魚コーナーへ、普段よりも若干お高めに感じますが、さすがお正月、ばっかっばかと売れていきます。
我が家も奮闘して、普段は決して手を出さないようなお刺身セットをカゴへ入れます。
そして精肉コーナー、なんだかすごいブロック肉や、トム&ジェリーでしかお目にかからないようなステーキまでもが、ケースいっぱいに並んでいます。
そんな中、我が家は唐揚げ用の鶏肉をゲット、その後は調味料や乾物、お餅などを買い込んでレジに並びますが、かなりの長蛇の列です。
店内放送でも、社員の方たちへ食品レジ売り場への応援要請が流れていましたが、なかなか思うように進んでいきません。
それもそのはず、だいたいの客たちが2つのカゴに溢れんばかり買い物しているからです。
通いなれたスーパーなので、どのレジさんが早いかは把握しています。
しかし、私のお気に入り「ハイパーレジさん」が見当たりません。
まさかの休日?、いや30日にあのレジさんを会社も欠かすはずは無いはず、これは休憩時間にあたったか、それとも普段とは違うシフトでの出勤なのか、考えながら2番目のお気に入りレジさんを探しますが、今日に限って彼女も見当たりません。
諦めて近くのレジに並びますが、まったく進む気配なし、これはレジさんが悪いのではなくて、買い忘れたものを取りに行く客や、こんな時にカードについて質問する客や、金額を言われてから、バッグの中から財布を探し出す客やらが原因で渋滞状態なのです。
30日なんだから混雑は当たり前、と自分に言い聞かせ、なんとかイライラを追い出そうとしますが、ここで年配のお客が小銭をズサーっとばら撒いてしまい、レジさん付近のお客まで巻き込んでの小銭探しが始まりました。「あぁ、ツイてないなぁ」と思った瞬間、私のお気に入りハイパーレジさんが休憩バッグを持ってやって来ました。
そして、颯爽とレジに自分のID番号らしきものを登録し、小銭探しは周りに任せると、ものすごい勢いで商品をスキャンして行きます。
すぐに滞っていた列が流れ始めました。
そんな彼女の仕事ぶりを見ているだけで、私のイライラもどこかへ吹っ飛んで行きました。
お店を出る時にはすっかり気分も晴れ晴れとして、今年最後の買い物をプロの仕事で締めてくれた彼女に感謝しながら帰路につきました。

